私にとってF2スラロームボードを世界中に発表できることはとても喜ばしいことです。
残念なことに2003年はワールドカップレベルの競争相手はいませんでしたが、今ではそうではありません。さらに真剣に挑戦しなくてはなりません。
2004年のSXは最速のボードの1つとなりましたが、さらにスピードを高める方法がみつかったのです。
少しだけスクープロッカーラインに手を加えました。ほんの少しフラットにするとトップスピードが速くなり、まるでレイルの上を走っているように感じることでしょう。
セイリングがとても簡単です。
ボトムシェイプはPDオリジナルスタイルのままです。
フラットに走るダブルコンケーブ、その横にプレーニングエリアがあります。シンプルなベースとハイスピード。そのコンビネーションがコントロール性能を良くします。
競技の上で加速は重要なポイントの1つです。ボトムの形状は段階的に決定しますが、ボード自身の重さが前進する力を邪魔する場合、ベストな形状をしても役には立ちません。
SXに最良で最軽量の技術を採用することに決定しました。それがカーボンウッドサンドウィッチです。ボードを単純に軽くするだけでなく、硬さも得られます。その硬さがスピードへと変るのです。
もう1つ付け加えるならジャイブのパフォーマンスでしょう。レース中に最初にマークを周るのはあなたでしょう。
昨年はボードの下にエアーを送り込む実験を何度も繰り返しました。しかし満足のいく結果とはなりませんでした。
その実験から得た知識をウインドサーフィンにおける最も画期的な改良にとり入れました。それがエアーパイプです。テイルカットアウトによりパフォーマンスはさらに良くなりました。しかしそれにも限界がありました。セイリング中にカットアウトからエアーがなくなり真空状態となっていることに気付きました。
この反対方向の力がカットアウトのエッジ周りの水を包み込みパフォーマンスの限界となっているのです。
真空状態を回避するため、デッキからカットアウトに通じるパイプを付けました。エアーの流れはトップから入りカットアウトから出るという流れを作りました。そうすると反対の力やその他の問題も解決したのです。結果は驚くものでした。次のようなテストをするとはっきりと判るはずです。まずパイプを閉じた状態で2人で並んでセイリングしスピードを評価します。次に片方のボードのパイプを開けてください。そうすると後ろから押されるような感じで走り出します。残されたもう一人はスピードの違いに驚くでしょう。
ここに本当の改良が生まれました。より良い加速、高いトップスピード、コントロール性そして大きなサイズのフィン。
エアーパイプは今ここに限界を破りました。
プロやアマチュアを問わずコントロールが楽でスムーズにターンできるボードを持つことは重要なことです。ライバルや水面の状態に気をとられている間にこのボードは自動的にターンしていることでしょう。 |